ハミだし葉

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9、10、11月のよかったもの

先月はこちら

9月のよかったもの

●SideM F@NCOMLIVE配信エピソード『響けメッセージ!』

配信アーカイブをストーリーセットで買っていたのに、ようやく読めた。サイスタが終わり、ポータルに移行してから初の有料ストーリーということで正直全く期待してなかったんですが、結論から言うとめちゃくちゃ良かった

間違えれば独りよがりでしかないメッセージをどう響かせていくのか。それは今後もS.E.Mの課題だと思いますが、今回のストーリーで見せてくれた解法はとても美しいものだったと思う。このシナリオならボイスを抜きにしても値段以上の価値があると思いました。

S.E.Mらしい前向きなストーリーながらも、硲道夫の鋼の精神も舞田類の天性の明るさも持たない人間にどうメッセージを届けていくのか、山下次郎のすこし後ろ向きな姿勢が鍵になっていくところが個人的にはすごくグッときました。よかったです。

惜しむらくはこれをサイスタで出せなかったのかということですね!そこはシナリオ担当班変わったのかしら。

でもある意味「ソーシャルゲーム」という縛りが外れたからこそできたストーリーでもあると思う。これからのSideMに希望を抱かせてくれたという意味でもいいストーリーだった。

●電ǂ鯨『シニカリティ』


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今月一番聞いた曲は恐らくこれ!先月の新曲だったけど、何回も何回も聞いてるうちに癖になってしまった。

電ǂ鯨さんらしい「暮らし」による薄ぼんやりとした不安が続くような曲だけど、不思議と不快感がないというか。そんな暮らしの中で口ずさんでしまう魅力があるんですよね。

ここからはすごく個人的な解釈なんですが、「魚を食べないと魚になっちゃうけど『殺さないで』って魚が話しかけてくる世界」で生きるために魚を食べることを決意したけれど、命をいただく行為に対して割り切れずに辛さで段々首を絞められていくこの感じ。すごく苦しいんだけど、心地いい苦しさなんですよね…………。

魚を食べることを苦しく思いつつも、一度食べると決めたら目玉まで綺麗に食べるところも命への向き合い方が丁寧で好き(ただし美味しいとは思ってない)

日頃生きる上でつい目を逸らしてしまう「命を食べる」行為に対するグロさをじっとりと感じさせる歌詞がいい。「スチレン・シートは血まみれだったよ」とかウッ……てなってしまった。魚とか肉とか、トレーに血みたいな汁が染みてると少し気持ち悪く感じてしまうけど、その気持ち悪さは命を奪わないと生きていけない我々が向き合うべき本質な気がする。税金も払わなきゃでしょ?


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▲こちらもよく聞いてた。曲調は華やかなのが辛い歌詞際立ててる

ウマ娘トレセン音頭』


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ウマ娘は未プレイなんですけど、この曲は楽しすぎてずっと聞いてしまう。歌い分け機能も相まって、どのポジションにも見せ場があるのいい!んまーっまーっまーっでやぐらの回りを走るウマ娘たち、尻尾も相まってすごく賑やかなのがお祭りって感じ!

「どどどどどーすんの?」みたいな印象的なフレーズとか、ここが見どころ!って箇所がいくつもあるのも見応えある。見ててすごく楽しいし、推しが歌ってくれたら最高だろうな〜!!グラフィックすごい綺麗なのに、2D的な演出が多いのも個人的にすごく好みでした。

●王様戦隊キングオージャー28話『シャッフル・キング』


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今月からキングオージャー視聴再開してました。実は3話〜26話までを全く履修してない状態で二部から見始めたけど、1、2話で感じてた見づらさがかなり解消されててすごく見やすくなってて驚いた。

中でも面白かったのが28話ですね!入れ替わり回というのもあるけど、ヒメノとカグラギという一番属性の離れた2人が入れ替わりを通してわかりあえた一方、ただ関係が悪化しただけなヤンマリタコンビがめちゃくちゃ面白かった。

「入れ替わりを通して全員がわかりあえた」って描写だと少し説教くさく感じてたと思うんですけど、入れ替わりがなんのシナジーも産まずただただ迷惑被っただけのコンビが1組いるのがやっぱ良かったな〜って思うんですよ。

全員が全員仲良いのもいいけど、「めちゃくちゃ険悪な組み合わせもある」くらいがアクセントになっていい。リタがヤンマの体を「へなちょこ」って表現したあたりもよかった。

キングオージャーがドンブラザーズを塗り替えていくことがめちゃくちゃ寂しくて向き合うことを避けてた節はあったんだけど、これだけ面白いとドンブラザーズが繋いだバトンが実ってるのが嬉しいし感慨深い。

ポケモンfeet初音ミク


ポケモン初音ミクも10数年好きな人間からしたら俺得なコラボすぎるし、逆にまだ実現してなかったんだ!!?ってくらい。それだけでお腹いっぱいなのに、コラボの仕方もすごくいい!!!!

16タイプ分のミクとポケモンの「わかってる」チョイスとハイセンスなデザインが初音ミクポケモン、双方の可能性を示してくれた。数あるコラボの中でも一番かも。

どのポケモンが選ばれるか予想しながら待つ時間も楽しかったし、予想が当たっても外れても「超えてくる」ものが出されるのがすごい。まだまだ今後の展開も楽しみです。

●橋本ライドン「病窓の悪魔」「博士のすてきな研究所」「忍者千代丸」

オモコロに掲載されている橋本ライドン先生の「病窓の悪魔」という漫画がめちゃくちゃ面白くて、気づいたら深夜にずっと橋本ライドン先生の作品を読み漁っていた。

【漫画】病窓の悪魔 | オモコロ

絵柄はかわいらしいのに、展開が思わぬ方に進むから手に汗握って読んでしまう。キャラクターの表情とか、漫画としての表現もめちゃくちゃすごい。中でも衝撃を受けたのが病窓の悪魔に加え「博士のすてきな研究所」と「忍者千代丸」の2本。

【漫画】博士のすてきな研究所 | オモコロ
【漫画】忍者千代丸 | オモコロ

「博士のすてきな研究所」は優しい世界観に胸がキュッとなったし、「忍者千代丸」は展開すごすぎない!!!??読んだ後しばらくぼーっとしてしまった。


10月のよかったもの

●まいまいまいごえん

タイアップ曲に釣られてゲーム一章をプレイしたというのは以前の記事で書きましたが、ふと思い立って二章もプレイしたら面白すぎて一気に全部プレイしてしまった

どこが良かったか説明するとネタバレになってしまうのでちょっとでも気になったら是非プレイしてみてほしい。ブラウザでできるフリゲーなので!
ゲーム|まいまいまいごえん 公式サイト

ネタバレがない範囲でいうと「幼稚園児」って設定がすごく上手いこと機能している。実はこの園児設定こそが最初手を出しづらかったし乗り切れなかった要因だったんですが、今ならわかる。これは小学生以上じゃダメ

作中の園児たちは現実の園児よりも精神年齢が高め(そりゃそう)なのでフィクション園児なのはそうなんだけれど、園児だからこその「幼さ」が話を回していくんですよ。

例えばいわゆるデスゲームって個人競技なことが多いと思うんですが、まいごえんの場合ここに「幼稚園の先生と園児」というのが効いてくる。団体行動が基本であることと、大人ほど判断力や身体能力に優れている子ばかりではないところと、いい意味で精神的に未熟なところ。

中には頭が回ったりしっかりしてたり単独行動できちゃうような子もいるんですけど、その子たちも本来守られるべき子供なのでだんだんと無理が出てきたり選択を誤ったりする。逆に悪ぶってる子でも優しさに触れて心が動いちゃうこともあって……。

そこで理由ワケあって唯一の大人として行動することになるのが主人公かつ先生の岡田なんですが、岡田も未熟さがあるにも関わらず、常に大人として責任のある行動をしないといけないということがすごく重いんですね。

どれだけ頑張ってもギリギリのところで手が届かず園児がゲームオーバーしてしまうこともあるし、じゃあ代わりに命を差し出せばいいのかと思えば主人公がゲームオーバーしてしまうと園児たちを残すことになってしまうんですよね!大人の責任として園児の安全のため危険に身を晒さなければいけないこともあれば命は捨てられないというジレンマ。

しっかりとキャラクターが「退場」するタイプの作品なので普通だったら子供を守りきれないということで主人公がヘイトを買ってもおかしくないと思うんですが、個人的には子供たちが退場する中でも岡田の株は落ちませんでした。

大人といえど人間としては未熟な面もあるし、「子供だから」の甘い部分が事態をややこしくしたり、逆に「子供だから」たどり着けた単純明瞭で残酷な覚悟がゲームオーバーに繋がったり…………「心の成長痛」というすごく個人的なものがテーマになってるからこそ時に大人どころか他者の介入ではどうにもできない方向に話が進むんですよね。ただ残酷で悲しいゲームオーバーだけじゃないのが胸を締め付けられる。

特に2章のラストはちょっと泣いちゃいました。2章が面白かったから一気にプレイしちゃったんだよな……!そして4章と5章で辿り着いた「答え」がすごく良かったので全部やって

あと漫画版も読んだんですが、ゲームとは展開が全然違っててすごい。だからどっちから先に見てもいいと思います。ゲームと共通の展開もあるので一概にネタバレがないとはいえないけど、漫画ならではの見せ方が良い。

●なみぐるfeet.ずんだもん『ずんだパーリナイ』


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昨今のずんだもんブームの流れがよくわかってないまま今日に至るんですが、そんな人間でも一聞きで虜になってしまったのがこちらの曲。

パーリナイというタイトルに違わないこのノリの良さと勢い!ネタ曲かと思ったら「ずっとおませなお豆じゃいられない」あたりの歌詞がオシャレかつずんだもんの個性にもかかっててめちゃくちゃ良い。「ちょっぴりレアだぜ あんこもん」の流れとか意味に気づいた瞬間めちゃくちゃ気持ちよかった。10月はずっとこれ聴いてた気がする。


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▲こちらもめちゃくちゃ良い。いわゆる界隈曲っぽいテイストで、不穏だけど「ずんだを食べるのだ」って響きのかわいさがクセになる。

11月のよかったもの

●ドンブラザーズVSドンブリーズ


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ドンブラザーズ久々の新作だァ〜〜〜〜‼️‼️‼️

最高でした!!!!相変わらずやってることめちゃくちゃすぎてこれだよ!これ!!ってなる仕上がりなのでTVシリーズ好きだった人は見てほしい!TTFCのリアルタイム配信で見たんですが、本放送を見てた時のあの感じが蘇ってきて感動すらあった。

詳しくはネタバレかつ有料コンテンツなので言及できないんですが、わざわざCM入れてAパートBパート構成にしてるところとか、本当にわざわざ本放送のノリを再現しようとしてるのが笑っちゃう。Mr.アラカルトも変すぎて逆によかった。脚本家が違うので完全に本編のノリかと言ったら物足りない部分もあるんだけど「ドンブラザーズのこと大好きだ!!」って気持ちを思い出すには十分でした。

●ちいかわセイレーン編

厳密には何編と呼んだらいいんですか?この2023年下半期、一番更新が楽しみだった作品はちいかわだったかもしれない。特に11月に入ってからの更新回は展開が凄すぎて息を呑んで見守っていた。漫画技術といい、ナガノ先生すごすぎる。

多分これで最終話を迎えたと思うんですが、終わり方がまたすごくて…………これまた11月放送だった進撃の巨人最終章(めちゃくちゃ面白かった)をEDまで見た時と全く同じ読後感だった。

もちろん話として似てるわけではないんだけど、物語として一番盛り上がるところが終わったあとのウィニングランみたいな余韻で強烈なものを見せられた感じ。

これは単行本収録されたら買っちゃうし、映画化されたら絶対に見るというか絶対に映画化してください。劇場で見たいです。セイレーンのCVは野中藍でお願いします。

●彩『和風堂々! ~WAnderful NIPPON!~』


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SideM Pになって6年目にして彩の深みにハマりそうになるというちょっと予想できなかった方向に進んでいた11月でした。

というのも久々に、というか改めて和風堂々! ~WAnderful NIPPON!~を聞いたら歌詞が良すぎてめちゃくちゃ染みたっていう。

実は彩の曲だと喝彩!〜花鳥風月〜が強いと思ってた(エムステでめちゃくちゃプレイしたので)ので、和風堂々! ~WAnderful NIPPON!~を聞いたのは本当に数年ぶりレベルだったんですけどこんな良い曲を今までスルーしてたんだなってすごく恥ずかしくなりました

松井神作詞なだけあってどこもめちゃくちゃ良いんですけど、特に九郎くんの「もっと自由です 本当は、侘びも寂びも喜びだから」が染みすぎてじ〜んとしてしまった。

●玄米ねこまんま『さよなら幽霊無人街』


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電ǂ鯨さんがユニットを組んでるとは知らず、いつものテイストそのままにめちゃくちゃパワーアップしてて度肝抜かれた。ボーカルのおふたりもめちゃくちゃ声が可愛らしくて、失礼ながら最初めちゃくちゃ流暢なボイロかと勘違いしてしまった。

不可思議な街に迷い込んでしまうのはまさに電ǂ鯨さんの世界観だけど、今回は脱出ENDなのが新しい風!って感じして良い。

ニトリ レストクッション

レストクッション(RC2205)通販 | ニトリネット【公式】 家具・インテリア通販

これ使い始めてからまだ一週間とかなんですけど、すごく良いです。分類としてはビーズクッションなんですけど、結構固めでしっかりしてる(ここはカバーとか内容量でも変わりそう)

なによりこの形がすごくよくて、絶妙にいろんな姿勢にフィットするんですよ。私の自室はソファとかないので床に直座りが多いんですけど、軽い背もたれにもなるし上にも座れるし、胡坐の上に置いたりしても腕の支えになって姿勢の悪化を防げたりする。スマホとの距離も良い感じに保てるので気に入ってます。

テディベアの下半身みたいでかわいいし。