クリアというかとりあえずED見るところまで行きました!!とにかくめちゃくちゃ面白かった。
なので特にストーリーのネタバレはナシでこの感動を書き残しておきたいと思います。感想記事です。ストーリーのネタバレはないけど要素のネタバレはあるかもです。
ただの散文ですが、よかったら最後までお付き合いください。
ディスカバリー、プレイしててとにかく楽しかったんですが、難易度が個人的にはすごくちょうどよかったです。
私は3Dアクションがとても苦手(WiiU版マリオ3Dワールドをクリアできないまま放置してるくらいには)なんですが、それでもワイルドモードで走破できるくらいにやりやすかった。
しかし簡単すぎるというわけではなくて、すごくちょうどいい難易度でした。なんというか、やりやすいのに歯応えもあるというか。理不尽に詰む!できない!って場面は全くなかったです。でも遊んでてすごく楽しい。高難易度に挑戦する系というより触ってて楽しい系。それがいつものカービィらしさなのかもしれない。
3Dでもしっかりカービィだったからいつもの感じで遊べたのも大きかったと思う。カービィって最初から3Dのゲームだったでしょ?ってくらいめっちゃカービィだった。そこにも感動した。
触ってて楽しいっていうのも、ステージが細部まで作り込まれてるからステージを歩くのが楽しいって体験に繋がってるんだと思う。
最初にプレイした時、特に感動したのが小石を蹴れると言うこと!これ些細だけどすごい感動しました。
小石だけじゃなくて、落ちてる缶とか貝殻も蹴れる。蹴ったことでなにか起こるとかは特にないんだけど、このゲーム内の物体に干渉してる感じがすごくいい。カービィが歩いてる時、小石に触れると蹴り上げる。カツーンって良いSEが鳴る。気持ちいい。ほとんど意味がないってわかってても缶とかも落ちてると蹴りに行きたくなる。それが楽しい。
そしてこういうプレイヤーの遊び心をミッションとして拾ってくれるところが星のカービィディスカバリーのいいところだと思う。
「砂のオブジェが置いてある。壊してみよう」
「カービィの手配書があるじゃん。あ、剥がれた」
「いい感じのプール発見。ちょっと休んでみようかな」
そういうプレイしてる時の細かい寄り道が、ミッションになってたりする。ミッション達成に繋がる行動をすると「砂のアニマルオブジェを壊す 1/2」みたいなのがシュイーンと出てきて、「もう1個あるんだ!見つけるぞ!」ってさらにステージを観察することになる(何気にこの達成した時じゃなくて達成に繋がる行動をしただけでもカットインが入るのすごくいいと思う)
カービィは元々ステージの色んな部分に細かい仕込みがあるゲームなので、歴戦のプレイヤーはとにかく行けるところは全部行くしやれることは全部やる人が多い(というか私がそう)
だからそうやってステージを隅々まで探索してるとミッションが達成できることもある。とにかくステージを細かく探すということが無駄にはならなくて、ちゃんと色々見つかるようになってるのが良い。
もっと良いのは、その全てを見つけなくても良いと言うこと。
前提として、メインであるワドルディ助けはやっぱりやらなければいけない。100%クリアの条件でもあるし、かわいいワドルディを助けたいという良心の意味でも多くのプレイヤーはワドルディの救助をやりたいと考えると思う(比較するわけではないけど、トリデラのサンストーンやロボプラのICキューブと比べると必要性がわかりやすいし見つけて助けだそう!って気持ちが湧きやすいと思う)(ローアですらエナジースフィア120個集めなくても飛ぶので全回収の必要度は低めな気がする)
でもこれに関してはミッションの条件となる行動を1回でもしたらプレイ中にヒントが出るし、全く達成できなかったミッションもステージクリア後になにをすれば良いかは教えてくれる要素があるので優しいと思う。なんならワドルディちゃんはかわいい声で鳴いてくれるのでそういう勘がなくてもどの辺りにギミックがあるのかはヒントをくれる。
しかし更にわかりづらい隠し要素がステージには更に沢山ある。画面の端にギリギリ見える足場に乗るとか、一見行けなさそうな場所に実は行けるとか。ちょっといじわる……ではないと思うけどステージを1周プレイしただけで全部見つけ切るのは無理だろって思えるものもある。
けど、これに関しては報酬がコイン、回復アイテム、ガチャルポンといった「貰えると嬉しいけど見つけられないことで損にならない」ものなのがめちゃくちゃにバランスがいい。万が一気づけなくてもそれでゲームが詰んだり何時間も攻略できないなんてことにはならず、「ここなにかあるかも?」と気づけた人にはそのご褒美をくれる感じ。物自体も嬉しいんだけど、プレイヤーがそれを見つけることをゲームも信じてくれたみたいで、ゲームと相互理解できた感じが心地いい。
カービィは元から攻略に必要なアイテム以外にも小ネタや回復アイテムのある小部屋を隠すことがあったけど、今作は明らかに気付きに対する報酬が多いと思う。しかもそれを言葉では説明せずにプレイヤーの好奇心に任せたまま「ここ、いいこと起こりそうじゃない?」とちょっとした目配せしてくれる感じが嬉しい、楽しい、\\大好き//
カービィファンは隠しルートとグリーングリーンズのアレンジが大好き。
さらに細かいことを言うと、今作は行ける範囲に結構制限があると思う。3Dなのもあると思うけど、飛び越えられそうな柵でも先には行けないようになってたり、いつものカービィと比べるとホバリングで飛べる高度がかなり制限されてると感じた場面が結構あった。
でもこれは個人的にはありがたかったですね。カービィは元々無制限にホバリングできる(今回は制限はある)のが難易度の低さの1つでもあったからちょっと歯応えになってたり、ちゃんと正規ルートじゃないと進めないようになっててよかった(階段ちゃんと登らないといけないとか)
それに私はカービィをプレイする時細部を探しすぎてとりあえずホバリングで飛べる限界まで行ってみるし穴の下になにかないか落ちるギリギリまで行って確認してみるみたいなプレイをするので、すぐ「あ、この先には何もないな」ってわかるのは助かりますw
もちろんグラフィックもすごい綺麗だし、敵キャラやアイテムの配置に遊び心が見える場面もあるのがやっぱりステージ見るのが楽しいゲームだと思う。
特にほおばりヘンケイは今作の特徴なだけ面白い!
Wiiやトリプルデラックスのステージでは特殊能力(スーパー能力やビッグバンすいこみ)を使わないと進めない場面があって、それがプレイヤーの選択を制限してしまっているのでは。だからロボボプラネットではロボボに搭乗しなくても進めるように作った
みたいな話をロボプラの時にどこかで聞いて以来(出自を完全に忘れてしまったので鵜呑みにしないでください)、カービィにおける特殊能力ってどの形が理想なんだろうって時折考えてたんですが、完全に答えが出てたんじゃないだろうか。
ほおばりヘンケイは自由にノーマルカービィと切り替えることができるし、ほおばりヘンケイを使わなくてもクリアするだけなら大体問題ない(と思う)
使った方が楽な場面の方が多いからわざわざ使わないなんて人もそんなにはいないと思うんだけど、ちゃんとその時のコピー能力は保持されるし使う選択肢を選ぶことがなにもストレスにならないんですよね。
スーパー能力やビッグバンすいこみはその時のコピーを上書きするから、「このコピー使い続けたいのにな〜」って時は渋々やるしかないみたいなことがあった。多分それをなくそうっていうのが上記の話だと思うんですよね。
ほおばりヘンケイを選ぶと機動力はだいぶ制限されちゃうから難易度が上がるときもあるんだけど、それは歯応えってやつだと思うので……。
そして何より使ってる時に爽快感があるのが大事ですよね。ウルトラソードで地形と敵を巨大なマグロで薙ぎ倒すとか、ビッグバンすいこみで大ボスをHPゲージごと吸い込むとか、ロボボでステージギミック破壊するとか。
ほおばりヘンケイもその気持ちよさは健在なのもよかった!
見た目はちょっと奇妙なんだけど、水を頬張ったときのタプタプ感とか三角コーンを頬張った時のよちよちよちって歩き方とかすごい可愛くて好きですね。
他にもちょっとここでは書ききれないけどプレイしててゲーム作るのが上手え〜〜!!って素人目でも感心してしまうところも多々あった。
絶対これなにかの誘導じゃん!って思えるコイン配置とか(そしてそれを信じるとちゃんと報酬をくれる)、ワドルディを救助できる重要なギミックはそれより前にちょっとした報酬がもらえる似たギミックを用意して「これすると良いことあるかもよ?」って示唆したりとか。
とにかく遊んでて楽しくて、カービィとして新しい体験もあり、でもやってると「カービィってやっぱり最高!」と思える。
めちゃくちゃ最高なゲームでした。
100%クリアやクリア後コンテンツにはまだ手を出してないしサブゲームとかもやってないことばかりだけど、それらはゆっくりプレイしていこうと思います。EDまでプレイして60%くらい。まだ40%もカービィを遊べる余裕があるんだと思ったら最高だ。
気になる人は是非遊んでください、星のカービィディスカバリー。体験版もあります。スターアライズもよろしくお願いします。ニンテンドーオンラインに加入してたら王道カービィは夢の泉、スーパーデラックス、星のカービィ3と三作も遊べます。追加パックに加入していればこれに加え星のカービィ64も遊べるようになるという説もあると聞いています。
Switchではプレイできない他のシリーズもよろしくお願いします。私が言うまでもないとは思いますが、星のカービィはめっっっっちゃくちゃ面白いです!!!