ズートピアはいいぞ、それしか言えない。でもそれじゃ足りないから語るよ!ネタバレはないけど、世界観とか最序盤(ネタバレにはならない程度)に触れてるから全くなんの情報も仕入れず観たいっって人はブラウザバックしましょう!(この表現割と古い気がする)
ズートピア、最初はすごく不安だったんですよ。というのも、私は吹き替えで宣伝目的かはよくわからないですが、タレントさんや俳優さんを起用することにやや否定派なんです。
最初、こういう映画を今製作中だと情報を見た時、その時点でもう「日本で公開されたら絶対に見る!!」と思っていたし、ズートピアのことを知れば知るほど世界観に魅かれたし早く見たいと思っていたのですが、日本語版キャストの情報を見た時、その思いが不安と落胆に変わるくらいショックだったんです。
そしてそれを引きずってたし、どうしても受け入れられなくて。
でも今週末くらいで公開終わるし、覚悟を決めてズートピアを見に行ったわけですが、結論としては「ズートピアめっちゃよかった」「なんで今まで見なかった」と思うくらい最高でした。
キャストも、思ったより悪くなかったし、もしかしたら途中で席外すかもと端の席を取ってたくらい不安だったのにみはじめたら開始5秒で馴染んでた。
声とかどうでもよくなるくらい映像がすごかった。
動物たちのサイズが実物と同じということで、象やキリンからハムスターまで色んなサイズの動物がいるんですが、電車のドアが普通、小動物用、もっと小さい動物用…って用意されてる時点でもうハートを鷲掴みにされました。
こう「ただ動物たちが共存してる世界」じゃなくて、駅とか見ただけでこの動物たちがどう生活してるのか伝わる感じ。
売店には背の高い動物用の渡し口があるし、ハムスターたちはあの…ハムスターがくぐってそうな透明なチューブ通ってくし。
そもそも色んな動物が快適に暮らせるように色んなゾーンがあるって時点で感動した。
こう、キャラクター達は進化して人間に近いけど、元の動物や習性に近いところ残ってるのがリアリティあるし愛おしいんですよ。
どんなに進化してもシロクマは寒い場所がいいし、他の動物達にも適した環境がある。それを「慣れなさい」ってまとめるんじゃなくて、ちゃんと環境を用意して……。
キャラクターの体格もみんな元に近いから胴長短足だったりする。そこもイイ。動物キャラは4足派だったけど2足派になりそう
こういう世界があってこういう生活してる動物達がいて…ってのが想像できるようなリアリティがすごい。この世界のどこかを探せばズートピアあるって。
警察達も…体が大きい動物ばかりだけど、意外と草食動物も肉食動物も分け隔てなくいるのが個人的には好きだったり。
本編では肉食獣と草食獣で括られることが多かったので見終わると意外と新鮮かも?
ジュディも、すごくよく動くんですよ。ウサギのすばしっこさが最骨頂。
ウサギの警官の身軽さは重要だって最序盤で見せつけてる感じが。
ジュディの動きがもうすごいもん…走るし跳ぶし、すごく身軽で見てて気持ちがいい。
ところでホップスって聞くと個人的にはホッピングとか跳ねたりするようなイメージが頭をよぎるんですが、向こうでもそんなイメージあったりするのかな?
キャラクター達もみんなかわいいしね!見た目かわいいキャラはもちろん、見た目いかつくてゴツいキャラも茶目っ気や愛おしいとこあって見終わった後にはみんな好きになってる。
警察学校の教官も、最初は厳しいなと思ったけどテンポの良さと最後の方の表情でもう好きになってたし。
一瞬しか登場してないキャラでも好きになれるレベル。動物達みんなモフモフだしね。
小さいキャラも大きいキャラもかわいいし、本当にこの街で暮らしたくなる。
ズートピア、映画第二段よりもサブキャラやモブのそれぞれの視点でズートピアを掘り下げるショートムービーみたいなのが見たいなぁ。
毎話主人公が変わる感じで…ある時は受付の彼、またある時は隣人、そしてその背景で頑張る警察。ジュディ。そんな感じの話が見たい。
はじまった数分はジュディの扱いや待遇にもやもやするけど、最後は笑って…というよりニヤニヤして帰れる映画だ。
本当、なんでもっと早くに見なかったのか。
ひと月前の自分に会えたなら「ズートピアを見ろ」それだけを伝えたい。
ズートピア、すごくよかった。
今回、初めて映画館でナチョスを食べたんですがズートピアでも挑戦してみよう的なこと言ってたこれは映画館で食べると咀嚼音に気を使いますね。味は美味しい。