NHKでやっていたフックブックローという番組が好きだった話をしたい。
NHKであの時間帯にやってる音楽番組、私が幼い頃はクインテットでした。
だからフックブックローに変わった時、最初はすごく嫌だったんですよね。なんというか、馴染んだものから新しいものに変わる時の抵抗が今よりも強くて、その当時はろくに見てなかったのになんで変わるんだよーみたいな。
だから最初の数年は食わず嫌いしてたわけですが………。
偶然つけたNHKで「LOVEをプレゼント」を聞いた時、すごい衝撃を受けたんです。
「キャッチーなメロディ!歌詞 !踊り!すごい!!」
一瞬で虜になりましたよね。そこから他の曲も聞くようになって…。
一時期はすごいガチでして、毎日リアルタイムで見たり、放送の周期が1ヶ月のうち2週間新エピ、2週間再放送、だったわけですから今日から新エピの日だ!とか新曲くるたびに騒いだり……w
放送終了付近にはあまり見なくなったわけですが、今でも曲を聴くとやっぱり好きだなぁと思うわけです。
カバーも名曲ぞろいで出演者の優しい歌声も相まって味わい深いですが、やっぱりオリジナルの曲が好きで、当時トゲトゲしたような曲で荒んだ(?)私の心を癒すような……(??)
さよならテディベアとか、私もぬいぐるみ大好きだったので映像見ながら泣きましたよ。
好きな曲をあげたらキリがないわけですが、一番好き…というか一番沁みるのはパラソルちゃんって曲です。
絵の中の少女に恋した少年(青年)の歌なんですが、もくじいっていう中尾隆聖さんが声をやってらっしゃるおじいさんが歌ってて……めっちゃいいんですよ。
2分50秒の短い曲で、歌詞の情報量も多いわけじゃないんですが、それにこれでもかってくらいその世界の空気が詰まってて、詩みたいに綺麗な歌詞が本当に好きで。
短い言葉の中にたっぷり想いや風景や愛が詰まった、素晴らしい曲なんです。
そして、今日この記事を書くことにした理由ですが、フックブックローで多数の曲の作詞を手がけた作詞家の山川啓介さんが亡くなったという記事を見たんです。
なんというか、すごい懐かしい思いとか蘇ってきて……。
人の名前は中々覚えられない私ですが、あの時毎日のようにOPで追ってた名前を今も覚えてたんだなぁって。
それと同時に「もしかしてフックブックローの人かも…」っていう予感が当たってしまったのは複雑だった。
多分、私が知ってるのは山川啓介さんが手がけた物の一部に過ぎないけど、それでも大好きなんです。
素敵な曲をたくさん、本当にありがとうございました。