観てきました。
(主要なとこには触れてませんが細かなネタバレはあります)
正直いうとここ数年のポケモン映画はあまり面白くな個人的には過去作超えできてないかなーって感じであまり記憶に残らないというか「ここ数年では一番マシかな」ってレベルだったので今年は過度な期待はしてなかったんですが、今年のは(っていうとちょっとアレだけど)すごく面白かった!!
今までで一番というわけではないと思いますが、それでも自分の中の好きなポケモン映画ランキングでかなり上位に入ったと思います。言っても過去作には敵わないと思ってたので、いい意味で予想を裏切られた。
今までのポケモン映画はアニポケと大きく絡んでいて、普段アニメで冒険してるサトシ一行が旅の途中に訪れた街で伝説や幻と出会う、という流れが多いですが、それを覆すような完全パラレル(?)、第1話に立ち返り、新たに掘り下げるような。
もう20年近く前ですから、最近の子供達は知らないかもしれないサトシとピカチュウの出会いの再リメイク。映画の前にもう一回観ておこう思って久々に1話を観ましたよ。
幼少期からポケモンが好きで、ギリギリ初代アニポケリアタイ世代ではないもののビデオを借りたりポケモンサンデーもよく観てたので、初代アニポケは馴染み深いんです。
現在は30分本編のみになったポケんちですが、当時のポケモンサンデーは前半30分アニポケの再放送、残りの30分本編という1時間編成でした。レギュラーメンバーもしっかりしてたしこの頃は本当に良かったですよ、ええ
基本的に再放送は話数順でしたけど、たまにピックアップみたいな感じであるポケモンやキャラが掘り下げる話を放送してたりしてたかな?もう大分前なので相当記憶が薄れてますが;
とにかく、ポケモンの1話といえばやっぱりはじまりなわけですから、なんども再放送されていたしなんども観たと思います。それでもこうして改めて観てみると、やっぱりアニポケの第1話ってすごいなと。
世界観をわかりやすく説明してるけど、行き過ぎた説明口調にならない感じ?初めてみる人にはわかりやすく、それでいてポケモンをよく知ってる人にも「それ知ってる」と飽きさせない感じというかな。
それと初代アニポケの世界は野生ポケモンが本当に「野生」って感じでいいんですよね〜
これはアニポケに限らずあの時代のアニメ全般に言えることでしょうが、ちょいちょいはさまるギャグやシャレも小気味いいんですねw
「ぼやぼやしていて遅刻したけどぼうやじゃありません!」とか。台詞回しがなんだか面白い。
サトシに引きずられているピカチュウがサトシに歯を見せて「歯がある、歯なしじゃない。話したくないってこと?」とかよく思いついたな!!w
最初からアニポケ完成されていたのか……と改めて今でも愛される初代アニポケの恐ろしさに触れたわけです。しかしそれが失敗だった。ハードルが上がり過ぎた。
やっぱり映画は時間制限がありますから、1話を全部リメイク出来るわけじゃないじゃないですか。なので削られてるシーンはやはり多く、最初はちょっとガックリしたというか、あのシーンもないか!って感じだったんですが、その気持ちを吹き飛ばすくらいオープニングが素晴らしくて。
最終的に最初と最後は鳥肌立ちっぱなしでした。ぞわわ…!ってなった。
今年の映画はパラレル(?)だったり色々挑戦的だったと思いますが、それがすごく上手くいってる感じなんですよね!
というか、サンムーン自体今までのポケモンを大きく覆す作品ですしね。ゲームのポケモンサンムーンはジムが廃止になってかわりに試練が登場したり、アニポケサンムーンも旅じゃなくて学校になったり、でもそれがすごく上手くいっていて、ポケモンのマンネリ感を吹っ飛ばすような。ヘタしたら今までのファンを捨てるような行為だけど、過去作よりも確実に面白くなってる(個人の意見)
だから来年のポケモン映画もこういう路線だったらそれは楽しみだなって思います。今回の続編になるのか、アニポケサンムーン時空になるのか、もしかしたらゲームに忠実な感じになるのかもしれませんね(ほしぐもちゃん…)
不満がないわけではないですが、すごく面白かった。特に中編から後半にかけてが最高だった。
映画の長いようで短い時間で、少し早足になっちゃうんじゃないかな?とか思ってたんですが、短い時間で長い時間を感じられるというか……初代に立ち返りつつ新たに広げる感じすごい。
初代アニポケ世代の方は色々クると思う。というか初代に限らず一度でもアニポケを楽しんで観てたことがある人はヤバイよ。覚悟して観てください。
でもアニポケやポケモンに触れたことない人も楽しめると思う。説明が丁寧というか、1話がベースだからわかりやすい。
すごく面白かったです。きみにきめた。
以下ネタバレ
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